上原さくら『Cherish』
- 94年のホリプロスカウトキャラバン(副題「放課後の決選〜カラオケ・バトルロイヤル」)でグランプリを獲得しデビューした上原さくらが、96年に発表した1stアルバム。プロデュースを尾上文(ボーイ・ミーツ・ガール)と辻畑鉄也(ピカソ)が担当した1枚。
- 本作でまず特筆すべきは、当時メジャーデビュー前だった"こなかりゆ"の活躍ぶりだろう。尾上文とのコンビによる作詞は彼女のソロ作品に共通するユーモアがありつつも、上原のキャラクターを踏まえて「女の子」感を増強した当て書きがバッチリはまっている。作曲面でも4曲を担当しており、特に⑥は小生意気系GiRLPOP屈指の大名曲。
- 上原の歌唱は技巧派というよりは気迫で押すタイプであり、彼女の気の強さが歌声に強く滲み出ている(流石カラオケ大会?を制しただけはある)。他の作家陣は作曲で"かの香織"と松岡基樹、編曲で今井忍(ボーイ・ミーツ・ガール)と森英治(ピカソ)が参加している。
1996/9/1 49m ポリドール
- 世界の半分は女の子
- GIRLS THINK
- あなたには,わたしが必要
- しあわせなヒッピー
- 二人の瞳
- SHOPPING
- 六月になったら(SHORT TV MIX)
- 青空のゆくえ
- THAT GIRL
- ホワイ
- 六月になったら
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