井上貴代美『すっぴんの私』
- 1992年にリリースされた、井上貴代美にとって唯一のアルバム。全曲の作詞を本人が担当し、その独特なセンスが遺憾なく発揮された1枚。斜に構えたひねくれポップ感と、不意に出るナチュラル感覚が見事に交錯・融合している。
- メインの作編曲は当時ハミングスのキーボーディストだった上田禎が担当。バラエティと遊び心に富み、ガマンや"しがらみ"を感じさせない自由な仕事ぶりが素晴らしい。後に多数の劇伴・プロデュースを手がけ、オリラブからアジカンまでサポートする彼の姿を予言するかのようである。
- 演奏陣には知久寿焼(たま)や古市コータロー(コレクターズ)、小川浩正(THE BOOM)らが参加。各人の個性を活かしたメリハリのある演奏で、楽曲ごとの緩急・落差をつけるのに一役買っている。
1992/5/2 43m ソニー
- お父さん
- コンプレックスもってるかい?
- 周辺戦争
- 僕の愛し方
- おさな心に
- 無人島の日々
- 夜のお散歩
- 最後のプレゼント
- おじさん
- すっぴんの私
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