今津真美『Silhouette ‘90』
- ジュニア時代からヤマハ主催コンサートで特別優秀賞を獲得していた、実力派ピアニスト・エレクトーン奏者:今津真美が90年に発表した2ndアルバム。前年の1stアルバム『Mascara』で提示した「歌ものニューエイジ・フュージョン」路線を推し進め、よりファンキーに開けた1枚。
- 前作に引き続き全曲を今津が作編曲し、作詞は冬杜花代子が担当。気合の入った演奏と脱力する歌詞が良い塩梅で融合した①を筆頭に、つんのめる7拍子ポップスの名曲③ 、ニューエイジなインスト曲の④、とびきりGiRLPOPな⑥、コミカルなピアノ曲の⑦などを収録している。
- 演奏面では時折の速弾き等の技術もさることながら、キーボードの音色選定を含めた質感のバランスが素晴らしい。美久月千晴・青山純によるリズム隊の尽力もあり、ニューエイジながら編曲は力強い。本来歌手ではない今津の歌唱は純朴だが、それすらも楽曲の味となるマジックがある。
1990/2/21 43m プラッツ
- Mami・夢・Memories
- Urban Bedouin
- ホアントでルフラン
- Water Dream
- My Eyes Only
- Purple Sky
- Etude In A Goldfish Basin
- Sailin' Masquerade
- Passage Of Silence
その他のアルバムはこちらから