加藤いづみ『テグジュペリ』
- GiRLPOPの代表的存在であり、近年はももクロをはじめ多数のコーラスサポートを務める加藤いづみが91年に発表したデビュー・アルバム。それまで青春ロック系の女性歌手をプロデュースすることが多かった高橋研が一転、封印を解くかの如くポップに傾きセンスを全開にした1枚。
- (彼のプロデュース作は大抵そうだが)ほぼ全ての楽曲で高橋が作詞・作曲・編曲を担当。アコースティックな音色を主軸に据えたアレンジで、ストリートに潜むメルヘン・ファンタジックを切り取っている。歌詞・メロディ・演奏の全てが揃った大名曲②を筆頭に、④⑦⑧など加藤の純朴な歌声が活きた楽曲が並ぶ。
- また高橋の十八番である、サビの印象的なフレーズで楽曲をまとめる手法は本作でも健在。ほぼ全ての曲でタイトル名がそのままサビになるのが面白い。
1991/5/20 44m ポニキャン
- ウサギの住む街
- Zero
- 屋根の上で
- ナイチンゲイル
- Moon River
- 雨が降る靴
- もう少しお金持ちなら
- All I Want Is You
- アビニョン橋を渡って
- 空飛ぶカウボーイ
- ウサギの住む街(Reprise)
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