田中真弓『ラターニャの鏡』
- パズー・クリリン・ルフィ等、代表作は枚挙にいとまがない声優:田中真弓が93年に発表した唯一のソロ作品。田中が一人八役をこなすオリジナル・ストーリーと、ストーリーの流れをくむ楽曲が交互に流れる構成を取った1枚。
- まず何といっても、本作は田中真弓の歌が素晴らしい。しっかりと腹から声が出た豊かな声量は、彼女が80年代から常に声優界の第一線で活躍していることを納得させる。リスナーを作品の世界観にグッと引きつける①、突き抜けるハイトーンが気持良い⑤など佳曲である。
- 全曲の作詞およびドラマ部分の脚本は佐藤ありすが担当。ドラマ部分は分かりやすくシンプルなストーリーながら、構成が巧みであり聴き手を飽きさせない。田中の演技も流石の安定感と素晴らしさがあり、老若男女が楽しめるエンターテイメントとして高い完成度を誇っている。
1993/4/21 58m ビクター
- The mirror of the truth
- ラターニャの鏡〜プロローグ
- 心の中に
- ラターニャの鏡〜ザズーがやってきた
- 僕のサムデイ
- ラターニャの鏡〜旅へ
- 魔法使いザズー
- ラターニャの鏡〜真の勇者
- 夢へ行く船
- ラターニャの鏡〜エピローグ
- 瞳をこらせば
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