詩子『be natural』
- 現在は彫刻家「木田詩子」として活動している彼女が、90年に発表した1stアルバム。抜群の歌の上手さとクオリティの高い楽曲が堪能できる、90年代AOR風ポップスの名盤。
- 作曲陣は後にユニット「largo」を組む内藤慎也をはじめ、熊谷幸子・安岡孝章・時乗浩一郎など総勢7組が参加。こうした作家を寄せ集めたアルバムは得てして捨て曲が多くなりがちだが、本作は総じて楽曲の質が高い。冨田恵一の④⑧は言わずもがなだが、その他にも詩子の伸びやかな歌声が映える楽曲がズラリと並ぶ。
- そうした楽曲の魅力を更に引き上げているのが、メリハリの効いた編曲の素晴らしさである。松本晃彦・鷺巣詩郎・冨田恵一が3曲ずつと、村松邦男が1曲で担当。各人の個性が活かされつつも、打ち込みポップスとしての目指すゴールが近似しているためか、全体的にまとまった仕上がりとなっている。
1990/9/26 46m ハミングバード
- 悲しみのHeavyRain
- Paradice in your eyes
- ホット・ライン
- グランドホテル
- I will be your voice
- Everything for you
- Moment
- Happy Birthday Broken Heart
- あなたを待つ時間
- Memory is love
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