岩崎宏美『FULL CIRCLE』
- 1975年に16歳でデビュー、88年に結婚し益田宏美名義で家族愛をテーマとしたフルオーケストラ3部作をリリース後、離婚を経て名義を元に戻し発表した23thアルバム。プロデュースに13Cats(Cat Gray・沼澤尚・Karl Perazzo)を迎え、重厚な世界観を構築したLA録音の名作。
- やり過ぎとも言える1音1音への力の籠もり方で、楽曲構成・編曲共に高い水準を誇る「流石」な1枚。ソングライターとして佐藤竹善・藤田千章コンビのほかJane Child・塩谷哲が参加しており、当時13CatsがプロデュースしていたSing Like Talking関連作とは姉弟関係にある。
- Jane Childによる深遠な⑤から、シングル・カットされた佐藤・藤田コンビの⑥、Cat Gray作曲のハジけた⑦への流れは今作のハイライト。他の楽曲もCatの唸るシンベ・沼澤の乾いたスネアが冴え渡り、10代の頃のシングル④⑨をInterludeにできる程の密度がある。⑪はRoberta Flack feat. Donny Hathawayのカバー。
1995/11/22 63m ビクター
- FULL CIRCLE
- BIRTH
- 時間の早さに
- ロマンス
- NEVER BE THE SAME
- 朝が来るまで
- DREAM ON
- 潮風がつぶやいて
- 想い出の樹の下で
- EXTRAORDINARY
- BACK TOGETHER AGAIN
- ONE DAY,SOME WAY
- 窓
- FULL CIRCLE
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