NADJA『月日星』
- 現在は「日向さやか」としてジャズ・カリビアン等のDJで活動する彼女が、NADJA(ナジャ)のアーティスト名で89年に発表した2ndアルバム(タイトルは「チイチョホイ」と読む)。太くシルキーでエキゾな歌声と、ジャケットも含めたミステリアスなイメージがマッチした不思議な1枚。
- トータルプロデュースを牧村憲一が担当し、アルバムを3サイドに分割。アルバムの顔は清水靖晃によるオリエンタルな「月」side②〜⑤で、指の間をすり抜けていく砂のような気持ちよさ。楽曲単位では吉田美奈子・井上鑑コンビによる、ムーディな「星」side⑥⑧がピカイチ。「日」sideは仙波清彦による強烈な⑩を筆頭に、福原まりから小沢健二までがクレジットされ、異種格闘技戦の様相である。
- これを「ゴージャス」と取るか「ごった煮」と取るかは人それぞれだが、固有名詞の羅列だけでは表現しきれない魅力を持ったアルバムなのは確かであろう。
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1989/10/25 37m ポリスター
- LA CLARTE
- WAC-WACK
- 頬に紅い恋
- 夢のとりこ
- 真珠のように
- VELVET RAIN
- PARADISE CATCHER ~サンスプラッシュの悪夢~
- PRIVATE TRIPPER
- 地図をずっと南へ
- 風の女
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