大塚純子『HURTS』
- かの「大"橋"純子」と一文字違いなので勘違いしそうだが、こちらは後に伊秩弘将と組んだThe Gardensの活動でも知られる「大"塚"純子」が90年に発表した1stアルバム。
- 本作の良さは曲のクオリティの高さに尽きる……と言いたくなるほどに、伊秩弘将・西脇辰弥・上田知華ら作家陣の書く曲には力が入っている。大塚の歌声は良い意味でクセがなく、その楽曲本来の良さをストレートに引き出している。また作詞は大塚本人が6曲を担当。マーケットを狙ってか彼女の素か、青春をテーマにした内容が続き食傷気味になるが、曲への歌詞の乗せ方という点では評価できる。
- 編曲は5曲を受け持つ西本明を主軸に、佐橋佳幸・西脇辰弥が担当。大雑把に括ってしまえば「青春ポップ・ロック」なアレンジだが、それ以上の何かを聴く者に感じさせる力がある。
1990/7/21 43m ソニー
- HURTS
- Be With You
- So Sorry
- Dreamers' Shuffle
- 星降る夜に
- シューズ・ショップで聴いた歌
- はだかの窓
- オフィス街のクライマー
- Money, Money
- 金網ごしのBlue Sky
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