松本伊代『MARIAGE〜もう若くないから〜』
- 80年代後半から脱アイドル化し、同年代女性へターゲットをシフトした松本伊代が91年に発表したキャリア最終作。彼女自ら執筆した同名小説とのタイアップ作品だが、企画盤ではなくオリジナル・アルバムと呼ぶに相応しい1枚。
- デビュー前の熊谷幸子が前半4曲の作曲を手がけており、中でも①③は瑞々しい熊谷メロディに溢れた名曲。また他の作家陣としてMAYUMI・崎谷健次郎・小西康陽が参加しており、特に小西のペンによるピチカート・マナーな⑦⑨は良曲である。松本の歌唱も耳に馴染む丁寧な仕上がりで、90年代OL歌謡の一つのメルクマールといえる。
1991/1/21 44m ビクター
- きっと忘れるから
- 恋は最初が肝心
- マリアージュ〜幸せになって
- a Primeur
- 魅惑の扉
- 予期せぬ出来事
- 交通渋滞
- 手遅れの告白
- カーマイン・ローション
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